高野山真言宗のお寺をドローン空撮 in広島県廿日市市宮島 ③動画編集

【統一感のある速度調整】

今回の動画はお寺のご住職さんの要望もあり、歴史を感じさせる“シック”や“厳格さ”をテーマに作りました。今までのお寺の動画は、お寺の雰囲気とは相反するようなBGMをセレクトし、動画全体としてのコントラストを出していましたが、今回は王道な内容となっています。
BGMは神秘的でとてもゆったりとしていて、途中から響き渡る重厚なチェロが所謂“サビ”を演出してくれています。

このようなスピード感で動画を作る時、特に気を付けなければならないのが動画素材の速度調整になります。
この速度調整に影響する要素は大きく3つです。

①ドローンやカメラ自体の速さ
②被写体の動きの速さ
③FPS(フレームレート)

①についてですが、特にドローンを操縦する時にかなり慎重になる必要があります。例えば速すぎたり遅すぎたりすると、編集時にどれだけスピード調整しても、不自然な動画になってしまうんですね。なぜ不自然になるか、後述しますがそれは②と③が関係してきます。

②については、基本的にはこちらでコントロールできないので、完成動画をイメージしながら素材を撮っていく事になります。

③ですが、これは1秒間の動画が何枚の画像で構成されているかを示す値になります。編集時スローモーションにする必要があれば、なるべく高いFPSで撮影しなければなりません。そうしないとカクカクした動画になってしまうんですね。。ただし、4Kなどの高画質で撮影する場合にFPSの上限が制限されてしまう点、高いFPSだと暗くなってしまうという点を気を付けなければなりません。

例えば、元々ゆったりとした動画があり、別タイプの動画(ドローンのスピードが速い、被写体の動きが早い、FPSが低い)をそれに合わせようと編集時にスローにしても、被写体が飛び飛びのカクカクした暗い動画になってしまんですね。。。

少し専門的な話になりましたが、ゆったりめの動画だからと言って、ただスピード調整するだけ、繋ぎ合わすだけではダメな事がお分かりになりましたでしょうか。その辺りも注意しながら見て頂くと、また違った印象を受けるのではないでしょうか🤗

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